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通変星

通変星

命式を読み解く上で、とても大切な要素の一つが「通変星(つうへんせい)」です。
「十干」が陰陽それぞれ5種類、合わせて10種類あるように、通変星にも10種類あります。

比肩(ひけん)・劫財(ごうざい):自分自身と同じ星
食神(しょくじん)・傷官(しょうかん):自分自身が生じる(生み出す)星
偏財(へんざい)・正財(せいざい):自分自身が剋す(制する)星
偏官(へんかん)・正官(せいかん):自分自身を剋してくる(制される)星
偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ):自分自身を生じる(生み出してくれる)星

これらの関係も、基本となるのは「木・火・土・金・水」という五行の巡りです。
図にすると、右上のようになります。

一般的な占いでは、「食神があるから一生、食うに困らない」「傷官があると離婚する」「正官があるから真面目で出世する」といった、いわばラベル貼りのような見方がされることがあります。

でも、四柱推命はそんなに単純なものではありません。

通変星それぞれに意味はありますが、吉(良い)・凶(悪い)と単純に区別するものではないのです。

大切なのは、自分自身の星である「日干」から見て、その通変星がどの五行なのか。そして、自分自身やその通変星のエネルギーが強いのか、弱いのか。つまり、命式全体のバランス(力量)を見ることです。

たとえば、自分自身(日干)が「木」の人にとって、食神・傷官は「火」です。
木を燃やすと火が生まれるように、食神・傷官は、自分自身が生み出すもの、ということから「表現」や「活動」の星とされています。

この星がほどよく強く、うまく働いていれば、芸術的な才能や文才、話し上手として現れることがあります。ところが、「火」ですから強くなりすぎれば、燃えさかる炎のようなエネルギーとなり、言葉がヒステリックになることもあります。

一方、自分自身(日干)が「火」の人にとって、食神・傷官は「土」。土には本来、「静かで動じない」という性質があります。そのため、食神・傷官を持っていても、「喋らない」「何を考えているかわからない」「動かない」といった形で表れることもあります。

このように、同じ「食神・傷官」でも、どの五行として存在しているのか、そしてどのくらいの力量を持っているのかによって、現れ方は大きく変わります。

通変星の名前だけを見て、「良い星」「悪い星」と決めつけるのではなく、その星が命式の中で、どんな姿で働いているのか。
そこまで深く読み解いていくことこそ、子平館の四柱推命です。

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